済・高円寺駅前皮膚科 | 日記 | “いぼ取り名人”を目指して
2013/12/04
“いぼ取り名人”を目指して
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いぼとは何か 「
いぼ(=疣贅 ゆうぜい)」とは、おもに表皮の細胞が増えて、
結節状(かたまり)になったものを指し、大きく次の二つに分類できます。
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老人性疣贅=脂漏性角化症。 多くは灰~黒褐色。 ← 紫外線・加齢による
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ウイルス性疣贅=尋常性疣贅。 多くは白~肌色。 ← HPVウイルスによる
今回は、とくに治りにくい「尋常性疣贅」の話です。
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尋常性疣贅=ウイルス性いぼ ・HPVウイルスが感染した表皮細胞は、いわば「腫瘍性に増殖」します。
大きく盛り上がって邪魔なほどになることもありますが、あくまでも良性のため、
治療せず放置していても、そんなに悪さをするわけではありません。
・とはいえ、「ウイルス性」である以上、うつることもあり、
とくに近くの皮膚に、どんどん数が増えたりするので、治療が必要です。
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肢端部のいぼ・ウイルスは目に見えないような小さい傷から侵入するため、
尋常性疣贅は露出していて、傷も負いやすい手足によくできます。
・もともと角質が厚い てのひら・あしのうら(掌蹠)、および爪のきわ(爪郭)、のいぼは、
固い殻に守られているため、きわめて治りにくいことがあります。
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当院の取り組み 以上のような疾患の性質を踏まえて、治りにくいいぼもきちんと治すよう心がけます。
“いぼ取り名人”を目指して、日々精進してまいります。
・角質をきちんと削ったあとで、冷凍凝固治療をおこないます。
・痛いと感じ、数日は腫れが残るくらい、しっかり凍らせます。
・きわめて治りにくい方には、できるだけ痛くないよう局所麻酔をした上で、
「ブレオ」という抗腫瘍薬を局所注射する治療(自費診療)もしています。
(治療後の痛みはむしろ少ない? ご希望の方には詳しくご説明します。)
いぼの治療法は、ほか飲み薬・塗り薬・化学薬品(ステリハイド、
モノクロロ酢酸、…)、レーザー焼灼、いぼとり地蔵など、百家争鳴ですが、
いろいろな経験をへて、ほぼ上記の手法に自信を得ました。
いぼが治らなくてお困りのかた、どうぞ一度ご来院ください。
140424更新: 本稿と関連の深い
日記 を追加しております。どうぞご参照下さい。
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たこ(胼胝)/魚の目(鶏眼) ─ 実はイボ?ついでに巻き爪も=治療できる足の痛み※ 冷凍凝固療法=液体窒素による凍結治療。保険診療。
・零下200度近い冷たい液体窒素を、綿棒などで病変に当てて、 凍らせてかさぶたにすることで治療します。・大きい脂漏性角化症は「手術」扱いで除去するためかなり高額になりますが、 細かいいぼは、比較的安価な処置料で済みます。・強く効きすぎると、血ぶくれ・水ぶくれになることがありますが、 いぼを取る観点からは決して悪いことではありません。 大きく腫れすぎたらごめんなさい。適宜対処しますので、遠慮なくご相談ください。
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