済・高円寺駅前皮膚科 | 日記 | 速報 ─ チャドクガの駆除にご協力下さい
2016/05/10
速報 ─ チャドクガの駆除にご協力下さい
★チャドクガ幼虫はいま頃、5月なかばくらいまではまだ成長を遂げておりません。★★ツバキやサザンカの伸び始めた若葉をよく観察し、姿を見たら若枝を切り取って、★★ゴミ袋にポンと捨てるだけで駆除が完了します。ご協力のほどお願いいたします。★(念のために申し添えておきます。上記に関しては本当に真面目にお願いいたします。
↓イカに関してはその限りではなく、話半分にご理解ご協力をお願いイタチいます。)
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常緑照葉広葉樹: 新芽~の季節 ・杉並区に来て感じたことは、スギは意外にソダトラン、じゃなかった育っちょらんです。
たまたま借りた一軒家の庭木として、ツバキという常緑照葉広葉樹がございました。
・その気になってチャリで逍遙してまいりますと、そこかしこに冬も緑な木々の群れ。
冬でも緑を失わないところに、人為と自然がナチュラルに共存する杉並区の魅力をば、
感じさせていただいたものです。冬の緑は葉っぱを硬くして、枯れずに棲みます。
・いつものウィキペディアによりますと、ツバキ科はサザンカ、モッコクなども含むとか。
これらの木々は、夏の始まりと終わり、5月と8月くらいに一気に新芽を伸ばします。
わが(家の椿の)新芽~たちも、ここ1週間くらいで一気に育ってまいりました!
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有害生物駆除の基本: 柔らかいものをついばむ≒むしろ食の基本? ・なにものも生まれたては弱いもので、雑草も一度根付くといざ除草したくてもたいへん。
こまめに芽のうちにつまんでおけば、わが庭のようにふっさふさにならずに済みます。
平素フサフサに憧れ続けてきたため、管理を怠りもえしわけごぜまへんご近所様。
・そしてここに虫という生物が来ます。多くは幼虫とよばれる若年期に旺盛な食欲を呈し、
みるみる大きくなったりもします。成熟後はもっぱらん、せっせと接種に勤めます。
・初夏に一気に成長する植物と動物、といえば。ツバキ科樹木とチャドクガ、なのです。
柔らかいツバキの若葉を食べたい毛虫たちと、喰われる前に硬くなりたい若葉たちと。
いつものせめぎ合いが、うかうかしている今こそ、繰り広げられているのです!
・成長した毛虫の害がピークに達するのが6月と9月です。試験のためには暗記します。
かくいうワタクシも、皮膚科医15年の間あまりムシもつかずに生きて参り、なんとなく
診断をつけて薬を塗ってもらっていれば、さくっと治って満足していたものです。
・ところが開業初年度に、病気の元を自家生産(写真)してしまっていたことに気づき、
ご近所様にご教示頂きまして、遅まきの駆除を初体験いたしました。ぺこりっす。
・理想は、ムシの方がここまでトゲトゲしくならぬ間にお引き取り願うことに尽きます。
今年はおさおさ怠りなく、さっそく先日、二枝ほど駆除完了。 いただきました!
・いただきます、といえば。人間様もいつしか、若いの柔らかいのに目がないようです。
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毒蛾皮膚炎とは: 逢わずに住みたいドクガ/チャドクガ ・ドクガ皮膚炎の正確な定義は知りませんが、要はドクガ系の虫で起こる皮膚炎です。
毛虫の細かい毛が毒を含む針をなしており、皮膚に突き刺さると痒く腫れます。
・表皮に付着した個々の毛に生体が反応して生じる皮疹ですから、次の特徴があります。
★個疹は紅色の漿液性丘疹からなり、毒の強さを反映して数mmに達する。
★分布は原則として露出部で、毒針毛の付着密度により局面状にもなる。
★症状は多くは強い痒みが最も問題で、露出部のため見ためも気になる。
★治療は洗浄後の外用薬が基本で、一過性のため最強ステロイドも推奨。
★実際は被覆部にも皮疹を生じ、衣類や手を介した間接的な接種に留意。
・ちなみに本家ドクガは住宅地には少なく、この辺はチャドクガの巣窟なのだと思います。
食べものがだいぶんちゃうようです。あれそっか、茶の木もツバキ科らしいでじゅるっ。
似た呼称をもちつつ、植生や食性や職制が違う、というのはこの世の常らしいです。
・以上、この夏の魔物に遭う確率は、住民の心がけ次第ともいう暴論も成り立つの鴨の骨。
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参考作品 ・
この世の花 :島倉千代子♪ りんりん、りぃんどぉう~~~おっ、おうおぅおぉ~(中略) はぁいぃいのはぁいのはいっ、と。 カラタチは柑橘系の落葉樹です。
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アンコ椿は恋の花 :都はるみ♪ 東京都は晴海埠頭。れぇ~んんらぁくぅせぇんの。
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さざんかの宿 :大川栄策♪ Aちゃん。
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夏の魔物 :小島麻由美♪ 原曲はスピッツ。
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アイム・セクシー Da Ya Think I'm Sexy :ロッド・スチュワート♪ Come On, Honey
(写真日付: 2013年06月05日@高円寺北)
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